ラングレーB型の問題の解答
 定理6


△ABCは正三角形でない、
AB=ACの二等辺三角形で、
その内部の点Pが、
ACの垂直二等分線上にある
 すなわち、
 AM=MC、AC⊥PM
かつ、∠ABP=頂角BACの
半分を満たすならば、APは
頂角BACの二等分線上にある。
証明

頂角BAC=2a 、ACとABの
中点をMとNとし、ACとABの垂
直二等分線の交点をRとする。
その対称性により、△RABは
底角aの二等辺三角形よって、
点Rと点Pは一致するので、
AR(P)は頂角の二等分線上にある。

 [問題20 の解答]

  点DよりBCの延長上に ∠CDF=20 
  となるFをとると △CDFは頂角20の
 二等辺三角形で、DFの中点をMとし、
 また、DよりBAの延長上に
 垂線をおろしEとする。
 △BFDは頂角20の二等辺三角形で、
 BMはその対称軸になる。
 2角夾辺から、△EBD≡△MBD よって
 ED=DM ここで △EADは60°30°の
 直角三角形から、AD=2ED
 AD=DF、またDF=DCから、
 △DACはAD=DCの二等辺三角形
 ∠DCA=50
            答え ∠ACB=50°
 上の証明から、四角形ABFDに注目すれば、問題(10,20,80,20)や、この問題9の類題として(20,10,70,40)、(20,40,30,10)等が解決します。

     

 [問題34 の解答]

 △BDCの外心をFとすると、
 FB=FG=FC
   △DFCは正三角形
 △ABFをABで折り返し、F→Gとする。
 ∠ABF=30より、△FBGは正三角形で、
 直線ABはGFの垂直2等分線
 △GFDは点Fのまわりの角度から、
 頂角80°の二等辺三角形。
 ∠ADF=40=∠GFD/2
 以上から、定理6より、
 AFは∠GFDの2等分線
 ∠AFD=∠ADF
 四角形AFCDはたこ形で
 ACはその対称軸
    答え ∠ACB=40°
 
 
[問題35の答え]

 辺BC上に∠AEB=40となる点Eをとると。
 △ABEは二等辺三角形、
 △ABDも二等辺三角形より、
 点Aは△BEDの外心、∠BDE=50 から、
 △AEDは正三角形
 以上から ∠DEC=80、∠EDC=50
 △EDCも二等辺三角形 ED=EC
 △AECは二等辺三角形
    答え ∠ACE=20°
  問題の類題として (50,30,80,50) 、(70、30、70、70)があります。
 
[問題40の答え]

△ABD、△BDCは二等辺三角形である。
△ABDをコピーして辺BCに図のように
貼り付けると△ABEは正三角形
 AB=AE=BE=EC
△AECは二等辺三角形よって
 ∠AEC=∠BEC−∠BEA
      =160−60=100
 ∠ACE=(180−100)/2
      =40
    答え ∠ACB=30°
 [問題69の答え]
 △ABDの外心はDC上にあり、点Lとする。
 CD上に∠DBM=90となる点Mをとる。
 CB上に∠CMN=20となる点Nをとる。
 それぞれの二等辺三角形から、
 LD=LA=LB=LM=MB=MN=NC
 ここで、△NCMと△LMAは
 頂角140の合同な二等辺三角形
 よって、MC=MA
 頂角160の二等辺三角形MACから、
 ∠MCA=10

   答え ∠ACB=10°