問題 3 (30,40,50,30)










 

[解答]

  ∠ABD=∠ACD から、下記の「定理1」より
   4点A、B、C、D は1つの円周上にあり、
   その円周角から、
     ∠ADB=∠ACB=50°


         
 答え 50°

 [中学生へ] 問題3に使われている「定理1」は「円周角の定理の逆」とよばれ、中3の2学期以降に習います。円周角に等しいとかそれより大とか小とか…教科書には「転換法」という用語はでてきませんが「転換法」と呼ばれる証明です。
  [定理1](円周角の定理の逆)

   
4点A,B,C,Dについて、B,Cが直線ADの同じ側にあって,∠ABD=∠ACDならば、この4点を通る円(下右図)がある。このような4角形を「円に内接する四角形」といいます。
 
 
 

結果として、一組の円周角が等しいことがわかると、残りの三組の円周角が等しいことがわかります。すなわち、∠ABD=∠ACD ならば、∠BAC=∠BDC、 ∠DAC=∠DBC、∠ADB=∠ACB がなりたちます。