定理6、整角三角形の解答9〜 |
定理6 |
△ABCは正三角形でない、 AB=ACの二等辺三角形で、 その内部の点Pが、 ACの垂直二等分線上にある。 すなわち、AM=MC、AC⊥PM かつ、∠ABP=頂角BACの半分を 満たすならば、 APは頂角BACの二等分線上にある。 |
証明 |
頂角BAC=2a 、 ACとABの中点をMとNとし、 ACとABの垂直二等分線の 交点をRとする。 その対称性により、 △RABは底角aの二等辺三角形 よって、点Rと点Pは一致するので、 AR(P)は頂角の二等分線上にある。 |
【問題9】 (10,10,30,70) |
Dより辺AB,BC、CAに垂線を 下ろして、P、Q、R、とし、 DCの中点をMとする。 四角形APDRは円に内接するので ∠DAC=∠DPR △DPB≡△DQBより、DP=DQ △DQCは30をもつ直角三角形、 DQ=QM=DM=MC 直角三角形DRCも同様に DM=MR ∠PDM=∠DMR=140から、 四角形PDMRは等脚台形で ∠DPR=180−140=40 答え X=40° |
【問題13】 (10,10,70,30) |
CDの延長上に ∠AEC=10となる 点Eをとると、四角形EBDAは円に 内接するので ∠BAD=∠BED 図のように正三角形AEFを作ると、 ∠ACE=30 より、 点Fは△ACEの外心 ∠AFC=2∠AEC=20 ∠FAB=20=∠ABCから、 AF〃BC ABとFCの交点をGとすると、 △GBC は二等辺三角形から、 四角形FBCAは等脚台形で、 FB=AC、△EFB≡△EAC より、 EB=EC、∠BEC=40=∠BAD よって、∠DAC=20 答え X=20° |
【問題14】(10,10,70,40) |
BDの延長上に∠BAE=60となる点Eをとる。 ∠EAC=∠EBCから、∠ECA=10 で、EA=EC、DE=DCまた、∠AEF=60となる 点Fをとると、正三角形AFEから、∠FED=50 FE=ECで△FDE≡△EDC DE=DF 四角形AFDEはタコ型で、 DAはその対称軸 ∠FAD=30 ∠DAC=20 答え X=20° |
【問題26】(10,20,40,70) |
Dより各辺に垂線を下ろして、P、Q、Rとすると、 四角形APDRと、DQCR、ABQDは円に内接して、 ∠PAD=∠PRD、∠DQR=∠DCR=70 ∠DRQ=∠DCQ=40から、 DR=QR 直角三角形DPB、DQBの斜辺の中点Mとすると、 PM=MD=MQ=BM∠DMQ=DRQ=40より、 △DMQ≡△DRQ ∠PMQ=60 より正三角形PMQとわかる。 よって、QP=QRの二等辺三角形QPR ∠PQR=80、∠PRQ=50 ∠PRD=10=∠PAD ∠DAR=30 答え X=30° |
【問題32】(10,20,100,10) |
BCの延長上に∠DEB=20 を満たす点Eを、 BAの延長上に∠DFA=10を満たす点Fをとると 、BD=DE=DFで、∠FDE=60より、正三角形DFE DE=CEから、点Eは△DCFの外心 ∠DFC=∠DEC/2=10、∠DCA=∠AFD=10 四角形ADCFは円に内接よって、 ∠DAC=∠DFC=10 答え X=10° |
【問題59】(20,10,20,80) |
△DBCをDCで折り返して、B→Eとすると、 △EBDは正三角形。また、EC上に∠CBF=40と なる点Fをとると、FB=FCで、∠BFC=2∠BACより 点Fは△ABCの外心になる。 △AFCは正三角形 BFは正三角形EBDの対称軸より、FE=FD ∠DFC=∠DCF=20より、DF=DC よって、 四角形AFDCはタコ型で、DAはその対称軸より ∠DAC=30 答え X=30° |
【問題63】(20,10,30.80) |
DよりBCに垂線DFをおろし、頂角20の 二等辺三角形BDEを作り、DEの中点をMとする。 △BDM≡△BDF より、ED=2DF また、 直角三角形DFCは 30°をもつので、 DC=2DF、DE=DCから、 ∠EDC=140、 ∠DEC=20 、∠EDC+∠EAC=180 よって、四角形AEDCは円に内接する。 ∠DAC=∠DEC=20 答え X=20° |
【問題79】(20,40,10,30) |
BDとACの交点をEとすると、 BA=BE=EC BDを底辺とする頂角20の合同な二等辺三角形 BDFとBDGを作ると、∠DCB=10より、 点Fは△BDCの外心から、 頂角100の二等辺三角形BFCで、 △BEC≡△BFC、BG=BA と ∠GBA=60 より 正三角形GBAから、 点Gは△ABDの外心になる。 ∠BAD=∠BGD/2=10 答え X=70° |
【問題84】(20,60,40,30) |
△ABCの外心をEとすると、△EBCは 正三角形で、EDBは同一直線。 ∠EAC=10、∠EAB=20。 また、CDとABの交点をF、 AEとBCの交点をGとする。 △ABGは頂角20の二等辺三角形 ∠BFC=∠BEC=60 から、 四角形FBCEは円に内接するので、 ∠EFD=60=∠BFD、∠FEB=40=∠BEG これから、点Dは△AFEの傍心 よって、∠FAD=∠DAE=10 ∠DAC=20 答え X=20° |
【問題85】(30,10,10,70) |
BD=DCで、BDとDCを底辺として、 頂角40の合同な二等辺三角形BDE とDCPを作る。ここで、点PはAC上にあり DE=DP、∠EDP=360−70−70−160 =60から △DEPは正三角形になる。 △EBPは頂角100の二等辺三角形から、 ∠EBP=40で∠PBD=30 よって、点Pは点Aと一致する。 ∠DAC=40 答え X=40° |
【問題92】(30,10,30,50) |
BDとACの交点をHとすると、AC⊥BDで、 △BDCをBDで折り返し、C→Eとする。 △ADBをABで折り返し、D→Fとすると、 正三角形FBDと、∠BED=30より、 点Fは△EBDの外心になる。 FEと、BHの交点をGとすると。 ∠GEH=50で、△EDH≡△EGH ∠EGH=40、AHは二等辺三角形EDH の対称軸から、△ADHをACで折り 返したものが、△AGHである。 ∠FAG=2∠BAC=120と ∠FBD=60から、四角形FBGAは 円に内接する。 ∠BAD=∠FAB=∠FGB=40 答え X=20° …というナガーイ証明でした。 フーッ (・・;)ゞ …折り返しで120°を作るのは おもしろいと思っています。 (*^.^*) |
ここでのナガーイ証明はあることに気づいていれば本当はもっと短いものですんだかもしれない…そんなことはよくあることで、ちょうど真夜中のラブレターと同じで翌日の朝にそれを読むと、なんであんなこと書いたんだろう。あまりにも恥ずかしさから即ごみ捨て…カモ最近はそれを再度、読むエネルギーすらない |